だんごむしのふるふるっ

ダンゴムシのふるふるっ

いっぴきのダンゴムシ
ふるふるっとほくそ笑む

うまい枯葉を
見つけたのだ

ダンゴムシが
うごめく土の中

ふるふるっが
最大に満ちるとき

星が死に
星が生まれる

こんなちっぽけな
ダンゴムシのふるふるっが
十万光年も向こうの星と
ひとつだなんて

そんなことは
だれも知るまい
思うまい

ダンゴムシだって
知るよしもない

いま
星が生まれている
この瞬間だって

ダンゴムシは
うまい枯葉をみつけて
ほくそ笑んで
いるだけだというのに

【編集後記】
『詩とファンタジー』の最終号( Vol.37(2018.4))に掲載していただいた詩です。
(当時のペンネームは鈴木心彩)
はじめての投稿だったのですが、雑誌が終わるということで、これが最初で最後の投稿になってしまいました。

自分の詩に挿画をつけてもらえるという体験は、新鮮で驚きに満ちていました。描いてくださったのは、夏秋妥世(Tayo Natsuaki)さん。「え・・・ダンゴムシ?」って思ったかもしれませんが(笑)。





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この記事を書いてる人

TOMOKO|ことば研究家|「感覚することば」の案内人|
書く、読む、聴く、話す。ことばを通じて、あたらしい自分に出会う。人間の感覚は五感だけではありません。ことばが感覚になるのは人間だけです。
『ゴリフル』:ゴリラが教えてくれた「感覚することば」の世界(☜執筆中)

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