TOMOKOについて

ろっぺん書房 店主|「感覚することば」を伝える人
メーカーで13年、管理職として働いてきました。組織の論理の中で、自分の感覚を「使えないもの」として脇に置き続けた時間。組織を離れた私が、ことばを求める経営者との対話を重ねる中で気づいたこと。それは、ことばにならない直感や感覚を、信じて進むことの大切さでした。

AIの分析力はすでに人間の能力を追い越しつつあります。でも、人間の感覚と感性を基盤とする知性がなければ、組織も、個人も、未来の方向を見失ってしまいます。

「感覚することば」は、感じる、対話する、ことばにすることを通じて、感じながら解く知性を育てる営みです。ことばが感覚となり、感覚に物語を与えることができるのは人間しかいません。「感覚することば」はAIと対立しません。激動の時代を生きるわたしたちの、たしかな力になるはずです。


ことばをもたない生きものたちの世界を入り口に、AI時代のことばのあり方、向き合い方を問い直しています。

第一弾は『ゴリフル (GORILLA FULLNESS)』
パンダを一目見ようと人がごった返す上野動物園。そこで私たち親子が張りついたのは・・・ゴリラだった。

全身からあふれる、いのちの躍動感。太古からの身体の記憶を踏みしめるようなナックルウォーク。強くて、たくましくて、やさしい。ゴリラはことばを持たない。でも、人間が忘れかけている、非言語の濃密な交流がそこにあるような気がした。

私たち人間は、言葉によって何を得て、何を失ったのか。筆者の体験談も交えながら、ゴリラを通じて、私たち人間のことばのあり方、生きかたに迫るエッセイです。


ろっぺん書房では、AI時代に私たちが書くことの意味について考える対話(ダイアローグ)を定期開催しております。よろしければこちらもご覧ください