先日、名刺をつくりましょうよ!って話になりまして。
私は名刺はつくったことはあるんですけど、基本的にひきこもって原稿執筆か、オンラインセッションばかりなので、これまであんまり名刺をつかうことがありませんでした。
でも「名刺つくったら、リアルで人と会う機会が増えそう!」ってイメージが湧いてきて、今回はプロの方にデザインをお願いして名刺をつくってもらうことにしたのです。
名刺をつくる過程で、娘から「ママは本読みマンなんだから、もっと本っぽくしなよ!」と言われたり、旦那さんから「店長」という肩書きがポンッと飛び出してきたり、とにかく、家族みんなで作っていくプロセスが楽しくて仕方ありませんでした。

最初の原案から、娘と旦那さんのアイデアをどんどんとりこんで、わずか半日足らずでデザインが完成。
なかなかにオリジナリティの強い名刺を「いいね!」って言い合える家族でよかった(笑)
新しい名刺が届くのが、今からとっても楽しみなのであります。
街の本屋さんがどんどん消えている・・・
さて、なぜ「店長」なんて言葉が飛び出したのか(笑)。
名刺をつくる前日、講談社と読売新聞の「書店活性化に向けた共同提言」というのを偶然目にしました。
みなさんもお気づきのことと思いますが、今、街の本屋さんがどんどんなくなっています。私の自宅の最寄駅にもかつては小さな本屋さんがありましたが、今はカフェになってしまいました。
もちろんカフェが悪いってことではないけれど、ふらっと気軽に立ち寄れる本屋さんがないのは、とっても寂しい・・・。
この数字を見てどう思われますか?
私は思っていた以上に減っていると感じました。うちの近所にもチェーン店系の書店は二箇所あるけど、小さな書店はありません。それで、この記事を見た瞬間、
「本屋、やりたい」
って思ってしまった(笑)
どうやってやるの?
どうやって利益出すの?
そういう左脳トークはさておき、
「どんな本屋だったらワクっとするんだろうね?」ここからのスタート。
もちろん私は「紙の本」の手触りの質感、読みやすさも大好きです。でも、電子書籍には電子書籍の良さがあるので、気に入った本は紙の本もKindleも両方購入しています。
何がなんでも紙の本じゃなくちゃダメだ!とか、これからはデジタルだ!と視野と可能性を狭めてしまうのはもったいと思うし、両方のいいとこ取りするほうが、より自由ですよね。
これは「本」だけでなく「本屋」についても同じことが言えるんじゃないでしょうか。
本と本屋さんのこれからの可能性
極端な話をすると、私は本を購入してもらうのは、Amazon経由でも良いのでは?って思ってます。なぜなら、紹介したい本はアナログの本だけではないから。出版をお手伝いしたKindleの本も知ってほしいですし、それ以外にもまだまだ世の人に知られていない良い本、素敵なコンテンツはたくさんあるはず。
圧倒的な品揃えのあるAmazonを利用することで、在庫リスクを抱える必要もなく、返品率のことも気にする必要がありません。そして、確実にお客様の手元に届きます。
こんな話をしたらギョーカイの人からは白い目でみられてしまうかもしれないし、「書籍販売で利益を出さない」というビジネスモデルじゃ、とてもじゃないけど「本屋」とは呼べないのかもしれません。でも、このくらいゆる〜く「本屋」を構想すると、案外「自分にもできるかも?」って思えるし、地元にそういう「小さなハブ的な書店」が増えたら素敵じゃないかって思うんですよね。
ある意味、私は本屋についての「ど・シロウト」だから、こんな好き勝手なことを言えるのかもしれません。それでも、今までの業界スタンダードではうまくいかない、道が閉ざされそうという局面を迎えているのであれば、今までとは全く違う発想、スタイルで考えたり、何か違う業界とシナジーを仕掛けていく方が面白い化学反応が起こりそうですよね。
小さくてもカタチにしてみるのが最強
ビジョンマップとか、予祝とか、未来を現実化しよう!というハウツーはたくさんありますが、私はいつも思うんです。小さくてもいいから、先ずカタチにするのが最強だよって。日々の暮らし、現実の中で叶っている状態を先につくってしまうことで、さらに理想の状態が見えてくるはず。
「なりたい自分を先取りする」が、わかりやすく解説されているこの本もおすすめです。

『生きのびるための事務』
坂口恭平(著)
道草春子(漫画)
私もまずは自分でやってみる!が大好きな人なのですが、何か実現したいこと、叶えたいことがあるのなら、自分のやるべきことと、やらなくていいことの仕分けはめちゃくちゃ大事です。
お金、時間、労力、体力 etc…すべてのリソースには「限り」があります。
中でも「時間」は取り戻すことができませんからね。
今回、私も名刺作りをプロに頼んで本当によかった!って思いました。今ってCanvaとか使えば誰でも「それなりのもの」はつくれそうじゃないですか。でも、正直今回のような出来栄えには絶対にならなかったと思うんですよね。
しかも「つくるのは好き」と自負していた割には、実際任せてみると、この手の作業に時間がとられることに、まあまあストレスを感じていたことにも気づけました(苦笑)
「なんでも自分でできるのが一番!」この価値観を手放すだけで、ものすごく身軽になれるし、本当に実現したい夢に一気に近づける人もいるんじゃないかなって思います。
ではまた!
TOMOKO
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【編集後記】
2025年2月16日。
豆柴のこむぎが、わが家に来て「1周年」を迎えました!
お迎えした日は900グラムだったこむぎは、7kgに。そして、泥棒ヒゲだったわ笑
正月休み、朝晩2時間の散歩でマッチョになってしまったのでしょうか(汗)
※注:こむぎは「レディ(♀)」です。