梅の「土用干し」が終わりました。
土用干しというのは、塩漬けした梅を、梅雨明け後に天日で3日間干す作業のことです。ここ最近の暑さだと、丸3日干すとカラッカラになってしまうんですよね。一度、塩吹かせてしまったことがあり、今年は2日ちょっとで引き上げました。

梅干しは、和歌山の藏光農園さんの梅で仕込みました。今年は、雹(ひょう)が降り、例年比3割という大変な年だったそうですが、こんなに大粒の立派な梅が送られてきました!
大切にいただきたいと思います。
梅の新しい魅力を発見したゾ!
今まで梅!といえば、梅干しがメインで、あとは娘が生まれた年に梅酒を漬けたくらいだったんですよね。もちろん、梅酒は娘が二十歳になったら一緒に飲むためです。
今年は、藏光農園さんから送られてきたレシピ「梅ダージリン(紅茶煮)」が気になり、ちょうど義母からも完熟梅が送られてきたので、挑戦してみたら、これが大当たり!

紅茶と一緒に、ふっくらと炊いた完熟梅は、ほかの果物では味わえない、贅沢な香り。
3週間くらい日持ちしたので、梅雨のシーズン、冷やした梅の実をひとくちほおばるたびに、癒されました。シロップはそのまま炭酸で割っても美味しいし、ヨーグルトにも合います。

土用干しを終えた梅と梅酢は、ビンに詰めて、家族や友人に届けています。
今年はすでにちょっと夏バテ気味なので、梅酢は今日からさっそく水や炭酸で割って飲んだりしています。
土用干しのことを考えると、私も毎年2kgくらいしか漬けられないのですが、6月になると梅干し、にんにく麹、ドクダミを干すのにせっせと精を出してしまうのは、こどものころの母親の面影があるからですね。
ちなみにニンニク麹は、母の味ではありません。味噌作りにはまった頃から、私が勝手につくりはじめたのですが、ニンニクと塩、麹を合わせて2、3日発酵させるだけという簡単な調味料です(あとは冷蔵庫で保存)。わが家では、鶏肉の唐揚げの下味に欠かせない調味料になっています。
そうそう、ニンニクといえば、今夏ハマっているのがこれ!!
トマトの大葉挟み漬け
キンキンに冷やしていただくのがオススメ!
冷麺に乗せても美味しい。
このタレは、冷奴とか、ナスの揚げ浸しにもつかえる万能ダレです。暑くて食欲がないときでもペロリと食べられちゃいます♪
このレシピを見つけてきたのは、食いしん坊番長の旦那さんです。
レシピはこちら(Buzz Feedさんに飛びます)

ここ数日は暴力的な暑さですね。夕方になっても気温がなかなか下がらず、こむぎ(豆柴)の散歩がどんどん後ろ倒しになってます。今日はもうあきらめて夕飯食べてから行こうって話に。
みなさまも夏バテしないように、お過ごしください♪
【編集後記】
藏光農園さんは、梅だけでなく、低農薬栽培にこだわった、みかんを栽培されています。樹上完熟させた「ゆわらせみかん」の濃厚な味わいはもちろんですが、わが家でもっとも衝撃がはしったのは「八朔(はっさく)」です。
「八朔って、こういう味だったの?!」
すっきり爽やかな甘さと酸味、はじける食感。八朔のイメージがすっかり覆り、八朔が苦手だった娘も、すっかり大ファンに。ゆわらせみかんは、売り出されるとあっという間に完売になってしまうのですが、八朔は数ヶ月にわたって、ゆっくり収穫しておられるようで、購入できるチャンスが複数回あります。次シーズンの折にはぜひ!
TOMOKO