この幸せな寝顔を描きたい!
という軽い気持ちで描き始めたのもつかの間、線を描き起こす工程だけで気が狂いそうになった。
こっちゃんからは

1ヶ月くらい描いてね?
と言われたが、ホント気分はそんな感じ(実際には10日ほど)。
そんなモンタくんの寝正月はこちら。

今回はマッキーに加えて、ピグマ、面相筆もつかった。
ゴリラは思っていたより真っ黒けではない。
しかもモンタくんの顔は美しい白い毛で覆われている。
でも、使う色数は安易に増やしたくはない。
使うのは黒一色のまま、濃淡や余白を残して白を表現する作戦をとった。
表現することは、新しい自分を創造する営みだ
表現することの壁は自分自身だ。
もうやめちゃおっかな・・・
このくらいでいいんじゃないか
もっとラクな描き方あるんじゃないの?
妥協をささやく、甘い声は尽きない。
これは、モンタを描く時に限らない。
文章を書くときも同じだ。
表現することは自分と向き合うことなのだ。
表現することで、自分を知る。
表現することで、それまで見えていなかった線が浮かび上がってくる。
ものを見る、感じる「感覚」が更新されていく。
それを表現する「感性」が更新されていく。
表現することは、単に作品を創造するだけではない。
新しい自分を創造していくことなのだ。
同じモンタを見ていても、それをどう「見る」か。
どの線から描きだすのか。
下書きをするのか、しないのか。
どんな画材をつかうのか。
モノクロなのか、カラーで描くのか。
背景をどうするのか。
何を選び取るかはひとりひとり違う。
ひとつのテーマを描く、書くことも選択の連続だ。
その人の、人生の選択ともきっとつながっているのだろう。
せっかくなら、できあがった作品を抱きしめてあげたいと思う。
抱きしめたくなるような作品をつくろうと思う。
作品を抱きしめることは、自分を抱きしめることにもつながっているはずだ。
TOMOKO
