【GORIFULL 044】好きなものは、好きっていいましょうよ

好きなものは何ですか?
この質問が苦手、という人もいるのではないでしょうか。

わたしは「好きな食べものは何?」って聞かれるのが苦手でした。特に若い時は、どこへ行くにも、とりあえずリンゴ1個かじれば飛び出せる自信があったので、食べることにあまり執着がなかったんですよね。

目次

なぜか「美味しそうな食べ物の絵」は大好き

それなのに、どういうわけか「いただきます!」のワクワク感がギュギュっと詰まった絵は大好き。

はらぺこめがねさんの
「あける」「山のフルコース」

加藤休ミさんの
「クレヨンで描いた おいしい魚図鑑」

三宮 麻由子さんの「おいしいおと」
どれも親子で楽しんでいる絵本です。

食べられないのに、食べるところを何度でも想像できてしまう。おまけに自分でつくる手間も、片付けも不要。消えてなくなることもない。

tomokobito

なんてありがたいんだ!

淡い好きほど、言いづらいのはなぜ?

「好き」にもいろいろあって、わけもなく好き、なんとなく好きの世界もちゃんとあります。ゴリラのように突き抜けてしまった好きは、平気で晒せるのに、どういうわけか「淡い好き」ほど、言いづらい。そう感じてしまうのはなぜなのか。

「好き」という気持ちのすぐとなりには、大切にしたい、傷つけたくないという気持ちが同居していて、ちゃんと好きかどうか責任がもてないうちは発言できない、そんな感覚があるようです(あくまで、個人の感覚です)。

その時を待つ

ミヒャエル・エンデの『モモ』という作品の中で、マイスター・ホラが、伝えたくてうずうずしているモモを制して、こう伝えるシーンがあります。

それを話すためには、まずおまえのなかでことばが熟さなくてはいけないからだ。

私にとってはバイブルのような言葉です。
ついつい私たちは、もっと早く!もっと上手くできたらいいのに!って思ってしまう生きものですが、好きという気持ちも、ことばも、慌てず、その時を迎えるまで、大切に扱ってあげないと、
灰色の男たちにすっかり吸い尽くされてしまうかもしれません。

今、思うように伝えられない、もどかしい、悔しい、苦しいと思っても、伝えられるようになる日がちゃんとやってくる。美しい花を咲かせてくれる。

でも、それにはひとつだけ条件があって、しっかりと、あなたの中で温め続けることだよ
マイスター・ホラは教えてくれています。

自分で発見できない「好き」まで集まってくる

ゴリラはずっと前から好きでしたが、人に言うこともなければ、毎朝ゴリラを描くようになるだなんて
思ってもみませんでした。

でも毎日7分ずつゴリラを描きつづけていたら、自分の好きの解像度も上がっていくし、クラフト展でゴリラのバッジを見つけた友人が私を思い出してプレゼントしてくれたり

スーパーで「ゴーゴーカレー」を見つけたパパと娘が「ママに」と買ってきてくれたり(食べたのはパパです)、自分で見つけたもの以上に「好き」が集まってきていて、こんなに嬉しくて幸せなことはないな、って思うんですよね。

どちらかというと、人に自分の「好き」を伝えるのは、気恥ずかしくて苦手だったのですが、好きを伝えるパワーってすごいなって改めて思います。

明日はバレンタインですね♡

お年頃になってきた娘界隈でも「好き」って伝えるのか伝えないのか、チョコがもらえるのかもらえないのかで、盛り上がっているようです。

母ちゃんは、なぜか女子友と約束したからという理由で手作りクッキーを作らされ、梱包まで手伝わされてヘロヘロです。毎年「もうやりたくない…」って思います。それでも、重い腰を上げるのは「好き」って言ってもらえたり、自分のことを思い出してもらえるのは、やっぱり嬉しいだろうなって思うからなんですよね。

恋愛もこうすれば落とせる、みたいなテクニックも世の中にはあるようですが、「こうすれば、こうなれる」って理想や行先を半分他人に決められているなんて、なんだか面白くないんじゃないの?って私は思ってしまうんのですが、みなさんはどうですかね。

自分の想いに一途に進んでいたら、変わらずにはいられない自分になれた。

こっちの方が、ひとまずの目先の結果はどうあれ、自分のことを好きになれるし、自信もつくんじゃないかな。

というわけで、娘の恋の行く末はわかりませんが、次回あたりから私のやってる7分ドローイングの話をもう少ししていきたいなと思います。

それでは、みなさまも
Happy Valentine!

TOMOKO

創造的に生きたい人へ

THE LETTER OF WONDERS(レター・オブ・ワンダーズ)は読むたびに、あなたの感性が動き出す、新感覚レターです。自分らしい創造のスイッチを入れたい方にお届けしています。

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この記事を書いてる人

TOMOKO|感性思考プロデューサー/アーティスト/ライター
言葉、感性思考、アートを通じて、「わたし」という創造の中心に還る。

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